12/13/2016

冠動脈バイパス手術

THIは他と比べて、LVAD/Transplantの症例数が非常に多く、それだけでも結構忙しい。
自分の好きなSpecialtyだけに集中できるというのは、自分としてはHappyなのだが、心臓外科の基本手術も、当然キチンと出来なければならない!
ということで、先週Cardiologistに、ちょとCABGなんかも紹介してね!とか何とか言ってみた、、、。
すると、今週だけでCABGが4件!?

CABGとは、最近天皇陛下がされた手術で、心臓外科のMajor手術の一つ。
LVADやTransplantに比べると、非常にTenseで、大好物とは言えない、、、。
それでも、Attendingになると、FellowやResidentが開胸してくれて、(Masaが嫌いで下手くそな)LIMA採取をしてくれるので、チョット楽ちん!
ということで、Fellowが(Masaよりもよっぽど上手に)LIMA採取してくれている間、何だか手持ち無沙汰で、思わずBlogなんぞ書いているMasaでした。

天皇陛下の手術をするなんて、、、
自分だったら手足が震えて手術になりませんよ!?





12/11/2016

Academicにいこう!

アメリカの大学で働く魅力のひとつに、研究に対する手厚いサポートがあります。
自分が所属するDepartment of Surgeryには、Surgical Research Coreという部署があり、外科医の研究活動を全面的にサポートしてくれます。

先日、あるGrant申請をした時には、数か月前から何回もMeetingをして、それぞれのSpecialistが、Application書類の草案作成、Support Letterの準備、Budgetの作成、そしてProtocolのReviewに校正、と至れり尽くせり!

アメリカでは、Researchに対する考え方も評価も違うとは感じていましたが、まさかFacultyになると、ここまでサポートしてもらえるとは!
NIHをはじめとしたResearch Grantを獲得するということが、研究者にとってもDepartmentにとっても、大きな評価対象の一つとなっているわけですな。

Mentorである尾本先生はおっしゃいました。。
”SurgeonがRespectされるのは、SurgeonがTechnicianではなく、Scientistだからだね!”

いつの日にか、NIH RO1 Grantが獲れる日を夢見て、自分の好きなResearchを発展させていける環境に自分が居られる幸運を感じながら、日々、Dataとにらめっこ!

最近お疲れ気味のMasaに、と母が送ってくれた掛け軸
”自休”とは何とも奥深い言葉ですなあ!